8月でバンコクの伊勢丹が閉店した。
SNSでは結構話題だったようだ。
バンコクに滞在している日本人にとって、
思い入れのある伊勢丹。
心の拠り所。
安心できる場所。
と言う程に必要なデパートだったか?
最後の伊勢丹を話題にしてる人たちなんて、
結局、ほとんど伊勢丹に行ってないだろう。
そんな俺もその一人だ。
もう何年も行っていない。
紀伊国屋がエムクオーティエに出来たので、
それ以来行っていないかもしれない。
伊勢丹の閉店しても、生活に何の問題もないのだ。
そもそもみんな行ってないから閉店となったわけだ。
そんな伊勢丹が閉店って事が
なぜこうも話題になり、少しばかり感傷的になるのだろうか?
もう10年前になるが、
南太平洋の島国に住んでいたことがある。
もちろん日本食なんてない。
日本からの来た人から頂いたカレーのルーは本当に有難かった。
しかし、そんな貴重なルーだが、
貴重過ぎてなかなか使う事が出来ずに、
結構な確率で賞味期限が切れたり、
カビが生えたりして破棄しないといけないことになる。
ではカレーのルーは無駄になったのかと言うとそうでは無い。
大切だったのは、
「カレーのルーがある」って事。
いつもでカレーが食べれるんだぜと言う引き出しがある安心感。
ただ食べるだけのカレーを超えた、
お守りとしてのカレーのルー。
食べれなくても、カレーのルーは十分に意味はあったのだ。
タイ滞在の我々日本人にとって、
まさに伊勢丹はカレーのルーだったのではないか?
もう行かなくなった伊勢丹。
でも、そこに伊勢丹があると言うだけで、
無意識の中で安心感を得ていたのかもしれない。
ありがとう伊勢丹。
ここ最近は何も買わなくなってごめんよ。
伊勢丹なき今後。
多分、何も困らない。
しかし、無意識に心の拠り所を探すだろう。
高島屋は少し違う。
マックスバリューはタイっぽいし、
シラチャのイオンは衰退気味…
勢いがあるというと、
まさかのドンキホーテ?
カレーのルーではないと思う。って方は
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