本社に出社するブルーノ氏。
長い会議が開かれたようだ。
コテンパンに言われたようだが、
心を入れ替えて頑張ります!というブルーノ氏の戯言を再度信じる、
なんて結論が出た。
ま、その結論が間違いだったとわかるのに約2日。
出張の旅行費の清算をするブルーノ氏。
ここで問題があるのだ。
出張前に評価を落とすことになったブルーノ氏の宿泊問題。
滞在先をなかなか報告しなかった愚だ。
本社から滞在先の報告をせい!と追及を受けて、
出張当日にようやく滞在先のホテル名と住所をメールしてきたのだ。
ブルーノ氏が報告していたホテル名は会社の近くにある。
近くなのに会社の住所とホテルの住所の違いに、当初から違和感を感じていた。
しかし、まさかそんな嘘をつくなんて思わないので、軽く流していたのだが、
数週間ともに働いた結果、信用のかけらもない男というフィルターを通せば、
ブルーノ氏の会話、言動のなかで、この違和感が確信へと変わる。
こいつ、宿泊先を嘘ついてやがる。
以前にブルーノ氏から送られてきていた滞在先の住所をネットで調べてみる。
案の定、報告していたホテル名とは全然違う地区のコンドミニアムがヒットした。
やっぱりな。
こいつ、このホテルに滞在していない。
ホテル名と違う住所をわざわざ送ってくるってことは、これは確信犯。
最初からそのホテルに泊まるつもりなんてなかったのだ。
俺「おいブルーノ氏。あなたどこに宿泊しているんですか?」
「報告していた滞在先のホテル、これ嘘ですよね?」
ブルーノ氏は動じない。
ブルーノ氏「え?でも住所送ってますよね。そこにいます。」
俺「つまり、この滞在先のホテルの報告は嘘って事ですよ。」
ブルーノ氏「だって、そのホテルは前職で使用してたので、知った顔に会いたくなくて」
知らんがな。
まだあんあまり事の重大性に気づいていない。
日本からの仕事の出張者が嘘の滞在先を報告。
しかも、送ってる住所は本当だからいいだろう?って考え。
俺「これ、僕が日本に報告したら始末書もんですよ。わかってる?」
もちろんわかっていなかったと知るのは後日。
しかし、こいつ領収書はどうする気なのだろうか?
報告したホテル以外の領収書で通すのか?もうそこでバレるだろ?
俺「そもそもコンドミニアムになんで泊まったんですか?」
ブルーノ氏「知り合いの知り合いのオーナーの所有なんで、安く借りれたんです。」
俺「で、領収書はどうでするんですか?」
ブルーノ氏「そうですね。コンドミニアムなので…どうしましょうか?」
え?ないの??
アゴダなどからでもコンドミニアムを借りられる。
そういうビジネスで貸している部屋には領収書が出るのだ。
その領収書が発行できないような部屋?
こいつまた何か隠しているのか?
まぁもうこいつはどうでもいい。
俺「適当な嘘ついて、適当な領収書は日本では通用しませんよ。」
ブルーノ氏「はい、わかっています。」
もちろん、わかっているはずもなかった。
俺「あなたの嘘報告は、領収書清算時にバレます。」
「もし、俺がこの有様をそのまま本社に報告すればどうなるかわかる?」
ブルーノ氏「え?まずいですかね??」
当たり前だろ。
俺「あのね、今この事を俺から日本に報告すると大問題になるんですよ。」
だって、お前の評価はもう底だから。
底中の底で信用されていないから。
俺「領主書清算するときに、自分から正直に言いなさい。」
「こういう理由で、ここに泊まっていましたって説明しなさい。」
「いいいですか!もう嘘や誤魔化し無しですよ。」
と、ここまでが日本に帰国するまでの会話。
帰国後、素直にブルーノ氏が日本に報告していたら大事にはならなかった。
しかし、それが出来ないのがブルーノ氏。
本社からLINEで写真が送られてきた。
ブルーノ氏からのホテルの領収書だ。
こんなん出てきたけど、お前どう思う??ってメッセージ。
その領収書を見て、あきれるを通り越して感心した。
こいつはやはりバカだった。
その領主書はもちろん市販のものに手書きで記載した雑なもの。
タイで何回か跳ね除けた、あのインチキ領収書だ。
しかし、今回は以前より少し手の込んだもので、
とあるスタンプが押されていた。
○○サービスアパート。
うむ?
また名前が違う宿泊先が出てきた。
ちょっとネットで検索。
やはり、ここの住所と、報告を受けていた滞在先は異なっている。
これで、3カ所の滞在先名が出てきた。
ホテル1か所、住所のみの報告の場所1カ所、今回のスタンプが押されている1カ所。
この3カ所のうちのどれかがブルーノ氏の滞在先になるのか?
それとも、これもすべて嘘なのか?
謎解きだ。
今回領収書に押されているスタンプ…
うむ?
これよく見ると、駐車場で押されるスタンプじゃないか?
タイではホテルやオフィスビルの駐車場を利用したとき、
その利用を証明するためにスタンプを押してくれる。
今回のスタンプ、これはまさに駐車場のだろ。
あの野郎、全く使用できない。
そしてツメが甘すぎだろ?
もし偽装するならしっかりやれよ。
帰国前にあれだけ言ったのに、これで通ると思っているのだろうか?
ここまで来たので、さらに検証してみた。
このスタンプの裏を取る事にした。
このスタンプが押されているサービスアパートに電話する。
事務のタイ人の子も、ブルーノ氏の嘘を暴くのにうきうきだ。
みんなブルーノ氏が嫌いだから。
サービスアパートからの回答はもちろん、こんな領収書は発行していません。
はい、ブルーノ氏終了。
ここまでの内容は、本社のコボさんまでに止めて話をしていたが、
コボさん「もう、そんなやつを庇う必要なくね?」
「実は、本社でも辞めてもらうか?って話もでてるんだよ」
こんなクズでも、タイで2名体制でやることが前提だった。
あまりにも信用されていない評価の男と一緒だと、
こっちまでいらない仕事が増える。
なので本社には最低限のフォローをしてきたのだが、
辞めてもらう?
その選択肢もありなのね?
もちろん賛成。
もう、何も信用できないブルーノ氏。
嘘まみれなの男さ。
ということで、本社幹部に領収書の件、
宿泊先がデタラメで、なにが本当かわからない件、
これまでもタイで勝手に清算しようとしていた件、
手書きの領収書の件、
ありのままに説明。
また長〜いブルーノ裁判が会社で開かれることになった。
結果は、
クビ。
もうお前は信用できない、が要因だった。
鳴り物入りで入社したきて、約1ヶ月。
とんだ曲者だったようだ。
で、終わるのかと思ったが、
もしばらく続くのがこのブルーノ氏の深み。
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