プラチュワップの町に入ると、
真っ先に目に飛び込むお寺がある。
岩山の上にお寺があるのだ。
ここからの景色は、まさにこの町観光のハイライト。
プラチュワップに来て、
ここを登らないなんて選択肢は無いだろう。
ここ。
「カーオチョンクラチョーク寺院」って名前みたいだけど、
覚えられそうもない。
モンキーが多いお寺で通じる。
まずはお寺の駐車場に。
さっそくお猿さんたちが集結している。
さぁ猿がよってくるかなって思って車から出ると…
数名のがつがつしたおばちゃん達に囲まれる。
猿のエサを売ってるおばちゃん達だ。
猿のエサを買え買えと。
昨今の東南アジアでは珍しくなったゴリゴリの営業。
猿より強力。
数年前に来てるから知ってるんだ。
ナイロン袋に詰められたバナナなんて持ってたら、
それこそ猿の大群に寄ってたかられる。
だから要らない。
でも、このおばちゃん達もしつこい。
数人に包囲される。
粘り負けしたタイ嫁が購入する。
それ持ってると猿が来るぜって忠告すると、
おばちゃん「大丈夫。私が猿にあげておくから。」
となって、おばちゃんにエサを戻す。
何だこの流れは。
おばちゃんからタイ嫁に渡って、またおばちゃんに戻る。
旅行者が減ってるので、おばちゃんへのタンブンだと思えとタイ嫁。
エサを買えとおばちゃんからの攻撃。
でも、買ったら猿からの攻撃。
賢いサル達は、おばちゃんの攻撃中は静観してるのだ。
おばちゃんに根負けした者や、
猿が怖いのでエサを買うって勘違いの旅行者を、
猿たちは待っている。
この負の連鎖を断つにはエサを買わないって事なのだが、
猿よりもこのおばちゃんを退けるのは大変。
タンブンって方法でエサを返すってのはある意味正解だったかもしれない。
お客さんが減ってるのは確かだろうし。
そんなエサ抗争があってから階段を登る。
階段脇には猿、猿、猿。
1m以内の猿の攻撃テリトリーだと考えると少々怖い。
ただ、何人もの参拝者がいるお寺だ。
猿も人に慣れてるので、基本無視してる。
エサのない者を攻撃するほど愚かでは無い。
さて、ここから階段上り。
階段は396段。
そこそこの運動だ。
ここからの景色がこれよ。
プラチュワップの町が一望できる。
このサイズ感が良い。
この岩山から向こう(反対側)は、もう大自然。
バンコク住まいだと忘れがちになるが、
タイは南国なのだ。
日中は暑すぎるので、夕方くらいの方がいい。
夕日も綺麗だ。
夕方だったせいか、
地元民がわざわざ登ることも無いのか、
ほとんど人がいない。
ゆっくりとタイ湾の風景を眺められる。
風も心地よい。
猿の鳴き声かと思うと、
さっきのエサ売りのおばちゃん達の声が遠くから聞こえる。
次の参拝者を見つけたのかもしれない。
そんな夕暮れの一コマ。
自分の住む町に、こういう場所があれば良いのにって思う。
地元だと行かないもんだよ。って思った方は
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