前回の続き。
ブルーノ氏と食事を行くことに。
あの話脱線男と会話になるのかぁって心配していたが、
面接ではなく、
あくまでプライベートでの食事なので、意外と会話にはなった。
って当たり前かな。
特に仕事に対して、突っ込んだ会話もなく、
そもそも同僚のプライベートの話にあまり興味もない俺なので、
特にブルーノ氏の過去に迫ることもなかったが、
不意に前職の権限を与えられないって話を聞いてみた。
決裁権を全く与えられいなかった話は本当のようだ。
すべて本社にお伺いを立てないといけない。
会社の購入品はすべて本社の許可が必要らしい。
それはさすがに仕事にならんよな。
だってボールペン1本買うにも領収書が本社承認がいるとなると、
物事が進みはしない。
まして、この人はパワーないなってタイ人から思われちゃうので、
メンツもたたない。
ほうほう。
それは同情するよ。
俺もタイの当初は権限がなく、何人かのタイ人に舐められてた。
今では幾分か裁量権を与えられているので、
多少メンツは立つ。
面接の時には毛嫌いしていたが、
話してみると、
悪い人ではなさそうだ。
それに、この人と2名体制でやっていくのだ。
上手いこと人間関係を築くのに越したことはない。
ちなみにプライベートの事も聞いてみた。
奥さんはタイ人。
奥さんは病持ちのようだ。
病の詳細まで聞いていないが、
生活できないような病ではないが、治療が必要。
奥さんのことを思うと、頑張って仕事しないと!
ごめん、ブルーノ氏。
君を誤解していたよ。
良い奴じゃないか。
じゃ、今は奥さんと住んでるんですか?
「いや、今奥さんは日本にいます。」
はい??
なぜ日本に??
なんでも、かつて日本で2人で暮らしていたらしい。
奥さんは日本で仕事をしているし、
日本を気に入っているので、日本を去りたくないようだ。
そしてブルーノ氏のみタイに戻ってきた。
なぜ??
こんな捻じれ生活初めて聞いたぜ。
ブルーノ氏はタイで働きたい!って希望をもっている。
タイ、タイで働きたい。
タイに固執する男の影に、女有り。
ブルーノ氏も所詮この類か?
しかも病気もちなんじゃないんですか?
それに子供も奥さんと日本にいるだって?
怪しい・・・
しかし、プライベートの事はええとしよう。
人それぞれいろいろ事情ってもんもあるだろう。
若干怪しさが残ったが、
思った以上にまともな人かもしれん。
入社まであと2ケ月ほど。
思えばタイで一人の駐在員も寂しいもんだ。
どこまで打ち解けるかわからんが、
ブルーノ氏と上手くやっていこうかな。
あの頃は、まだそんな事を思ったりした甘い俺もいた。
続く。
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