あれだけ鳴り物入りで本社に入社したのだが、
出張先のホテルを意味不明に報告しない、ってことで評価が急降下中。
この人、怪しい。
誰もが思い始めた中、出社。
今回の彼の任務は、
同時期に1ヶ月ほどのタイへの長期主張者のエンジニアの竹しゃんのサポートだ。
竹しゃんは初の海外仕事の為、
言葉やタイでの仕事のやり方などのサポートが必要だ。
1ヶ月の長期間では、俺がずっと面倒見ることができない。
ブルーノ氏はそんな彼のサポートには丁度良い人選だった。
今回のエンジニア派遣の案件は、日本と協力しながらすすめる案件。
そのため頻繁にスカイプ会議をすることになった。
なかなか思うように進捗しない案件であった為、
出張者の竹しゃんには厳しい言葉が飛んでいた。
しかし、それ以上にブルーノ氏の評価がガタ落ちしていると感じた。
入社前は、
お前の裁量で好きなことやっていいから儲けてくれ!
期待しているぞ。
だったのだが、今ではすべてタイの責任社(俺)に許可をとれ。
報連相メールを毎日しろ。
鳴り物入りの大型新人だったが、完全にただの新入社員と化した。
入社2週間の出張者なので、当たり前ではあるのだが、
年が8個ほど上にあたるブルーノ氏。
さすがに俺に行動の許可をとれ…
はちょっとは面白くないなぁって感じているのだろうか?
はちょっとは面白くないなぁって感じているのだろうか?
エンジニアの竹しゃんとブルーノ氏の出張は1ヶ月。
彼のスケジュールが決まった。
最初の1週間は、既存案件の見積り製作、業者打合せ。
2週目は、現場での工事、不具合の対応。
となった。
さっそく竹しゃんと共にタイ人と打合せに励む。
タイ語がわからない竹しゃんをサポートしているブルーノ氏。
タイ語がわからない竹しゃんをサポートしているブルーノ氏。
客先にも同行で営業。
俺は仕事の業界が異なるため、業務は基本別々となるが、
見た感じには頑張っているように見えた。
しかし、やはり暴走機関車ブルーノ氏。
徐々に綻びが出始めた。
竹しゃんからの指示に対して、よくわからない自己主張を続けるのだ。
竹しゃん「A社製とB社製機械の見積りをとってくれ」
ブルーノ氏「わかりました。でも、このC社のはどうです?」
また、よくわからないメーカー見つけてきたな。
でも、これは積極的なのかな?
竹しゃん「C社製は実績がないので、辞めておこう。」
ブルー氏「え?だってこっちの方が安いですよ。」
「タイのローカルですが、これを提案しましょう」
「さっそく、ここのタイ人に電話してみますね。」
「エンジニア氏、価格でてきました。ささっと客先に出しちゃいましょう」
竹しゃん「うむ…えっと、でもなぁ。」
エンジニアは、ずんぐりむっくりタイプで寡黙というか優しいのだ。
端から二人の会話も聞いていても、
ブルーノ暴走が始まったか?と感じるのだが、
何とか意見をくんでやろうとするエンジニア。
しかし、この対応は間違っていたのだ。
そもそも扱う商品も客層も前職とは違うブルーノ氏。
入社2週間しか在籍していない新人。
まず学ぼうよ。
自己主張はもう少し先だよ。
社歴25年の大ベテランのエンジニア竹しゃんに対して、
徐々にナメタ態度をとるようにもなるのは、もう少し後の話。
俺「竹しゃん。安いのはわかるけど、そもそもC社製の仕様でいいんですか?」
「実績も、品質もわからんのんでしょ?」
ちょっと助け舟。
竹しゃん「そうだな。やっぱり、A社、B社製にしておこう。」
ブルーノ氏「え?だってAもBもまだ回答無いでしょう?」
「C社の方が安いんだし、見積もり出しましょうよ」
ブルーノ氏は、まず人の話を聞かない。
俺「じゃ、品質は?もし、問題でたらブルーノ氏責任もつの?」
ブルー氏「…」
竹しゃん「まぁまぁここはA社、B社製にしよう。」
と、こんな感じなのだ。
鳴り物入り大型新人、どこに行ったのだ。
ブルーノ氏は基本的に社会常識が少し疎いのだ。
竹しゃんとブルー氏が同行営業。
ブルー氏の前職の話になり、
お客さんも前職で取り扱っていた商品にちょっと興味をしめしたようだ。
事務所に戻ってきて、何やらPC作業をするブルーノ氏。
定時になりブルーノ氏は帰宅。
残業をする竹しゃんが驚いたのは、ブルーノ氏からCCで送られてきたメールだ。
竹しゃん「うむ?なんじゃ? ブルーノ氏、勝手に客先にメールしてる」
え?勝手に??
内容はどんなんだ?
失礼なメールではないよな?
どうやら前職で販売していた機械の動画を送付したようだ。
エンジニアがメールの内容を確認したところ、
内容に誤りは無いようだが、まったくこまったもんだ。
つい先日も勝手にメールしていたので、
あなたはタイの社員でもないし、本社でも試用期間であって、
ましてあなたの客先ではない。
竹しゃんもしくは、俺に確認してメールしなさい。
って、注意したばっかだ。
その2日後にこれだった。
翌日、
竹しゃん「ブルーノ氏。客先に勝手にメールするのはやめて。」
ブルーノ氏「え?なんでですか?普通のメール打っただけですよ」
ブルーノ氏はまず反論から始まるのは会話の常。
竹しゃんを多少ナメ始めてる感じもある。
竹しゃん「いや、そういうことじゃなくて、まずは上司に内容の…」
ブルーノ氏「え?でも客先も興味示してたでしょ。そのメールですよ」
竹しゃんは基本優しいので、ごにょる。
俺「勝手にメールするなって前言いましたよね」
「あなたは、まだ客先を持ってないんです。そこは竹しゃんの客先ですよ。」
「機械をPRするにも、彼の戦略がどうとか気にしました?」
ブルーノ氏「あ…はい」
あんまピンと来ていないようだ。
俺「要は、上司や先輩と客先に同行訪問して、君が勝手にメールするのはおかしい」
「これが出来ないなら、僕の客先には連れて行きません」
年が8個も上の40代に、少々きつめのパンチ。
もともとはこの人、俺の上司になるはずだったのだ。
でもこの暴走振り、そして注意してもピンと来ていない感じ。
組織で働くにはまず無理ではないのだろうか?
しかし、ブルーノ氏の評価が落ちようが、
今の予定では来年にはこの男との2名体制になるのだ。
俺も組織の人間。
やばいやつかもしれないが、なんとかやりくりして行こう。
って、まだこのころは思っていた。
竹しゃん「A社製とB社製機械の見積りをとってくれ」
ブルーノ氏「わかりました。でも、このC社のはどうです?」
また、よくわからないメーカー見つけてきたな。
でも、これは積極的なのかな?
竹しゃん「C社製は実績がないので、辞めておこう。」
ブルー氏「え?だってこっちの方が安いですよ。」
「タイのローカルですが、これを提案しましょう」
「さっそく、ここのタイ人に電話してみますね。」
「エンジニア氏、価格でてきました。ささっと客先に出しちゃいましょう」
竹しゃん「うむ…えっと、でもなぁ。」
エンジニアは、ずんぐりむっくりタイプで寡黙というか優しいのだ。
端から二人の会話も聞いていても、
ブルーノ暴走が始まったか?と感じるのだが、
何とか意見をくんでやろうとするエンジニア。
しかし、この対応は間違っていたのだ。
そもそも扱う商品も客層も前職とは違うブルーノ氏。
入社2週間しか在籍していない新人。
まず学ぼうよ。
自己主張はもう少し先だよ。
社歴25年の大ベテランのエンジニア竹しゃんに対して、
徐々にナメタ態度をとるようにもなるのは、もう少し後の話。
俺「竹しゃん。安いのはわかるけど、そもそもC社製の仕様でいいんですか?」
「実績も、品質もわからんのんでしょ?」
ちょっと助け舟。
竹しゃん「そうだな。やっぱり、A社、B社製にしておこう。」
ブルーノ氏「え?だってAもBもまだ回答無いでしょう?」
「C社の方が安いんだし、見積もり出しましょうよ」
ブルーノ氏は、まず人の話を聞かない。
俺「じゃ、品質は?もし、問題でたらブルーノ氏責任もつの?」
ブルー氏「…」
竹しゃん「まぁまぁここはA社、B社製にしよう。」
と、こんな感じなのだ。
鳴り物入り大型新人、どこに行ったのだ。
ブルーノ氏は基本的に社会常識が少し疎いのだ。
竹しゃんとブルー氏が同行営業。
ブルー氏の前職の話になり、
お客さんも前職で取り扱っていた商品にちょっと興味をしめしたようだ。
事務所に戻ってきて、何やらPC作業をするブルーノ氏。
定時になりブルーノ氏は帰宅。
残業をする竹しゃんが驚いたのは、ブルーノ氏からCCで送られてきたメールだ。
竹しゃん「うむ?なんじゃ? ブルーノ氏、勝手に客先にメールしてる」
え?勝手に??
内容はどんなんだ?
失礼なメールではないよな?
どうやら前職で販売していた機械の動画を送付したようだ。
エンジニアがメールの内容を確認したところ、
内容に誤りは無いようだが、まったくこまったもんだ。
つい先日も勝手にメールしていたので、
あなたはタイの社員でもないし、本社でも試用期間であって、
ましてあなたの客先ではない。
竹しゃんもしくは、俺に確認してメールしなさい。
って、注意したばっかだ。
その2日後にこれだった。
翌日、
竹しゃん「ブルーノ氏。客先に勝手にメールするのはやめて。」
ブルーノ氏「え?なんでですか?普通のメール打っただけですよ」
ブルーノ氏はまず反論から始まるのは会話の常。
竹しゃんを多少ナメ始めてる感じもある。
竹しゃん「いや、そういうことじゃなくて、まずは上司に内容の…」
ブルーノ氏「え?でも客先も興味示してたでしょ。そのメールですよ」
竹しゃんは基本優しいので、ごにょる。
俺「勝手にメールするなって前言いましたよね」
「あなたは、まだ客先を持ってないんです。そこは竹しゃんの客先ですよ。」
「機械をPRするにも、彼の戦略がどうとか気にしました?」
ブルーノ氏「あ…はい」
あんまピンと来ていないようだ。
俺「要は、上司や先輩と客先に同行訪問して、君が勝手にメールするのはおかしい」
「これが出来ないなら、僕の客先には連れて行きません」
年が8個も上の40代に、少々きつめのパンチ。
もともとはこの人、俺の上司になるはずだったのだ。
でもこの暴走振り、そして注意してもピンと来ていない感じ。
組織で働くにはまず無理ではないのだろうか?
しかし、ブルーノ氏の評価が落ちようが、
今の予定では来年にはこの男との2名体制になるのだ。
俺も組織の人間。
やばいやつかもしれないが、なんとかやりくりして行こう。
って、まだこのころは思っていた。
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