2020年8月4日火曜日

【タイのおすすめ国立公園】 坂の向こうは雲の上 その2

キャンプサイトで一息ついたら、

ここから絶景ポイントに向かうとする。


ここがゴールじゃなんいんだ。


























青色のキャンプサイトまで登って来た。

ここから先に何か所かのピークポイントがあって、

ぐるっと回ることができるルートのようだ。



まずは、近場の「Pha Na Rai Peak」から行くとする。

ここから先の登りは、

キャンプサイトまでの急坂と比べると可愛いものだ。



道中ですれ違った昨日のキャンパー達に聞いてみると、


パナライピークから日の出を見るのが、

このトレッキングのハイライトみたい。

雲海から登ってくる日は絶景だったが、もう雲出てきたなぁ、と。


日帰り組は日の出は拝めない。

でも、ピークからの絶景は見たいもんだ。

今は雨期なので運が必要なのかもしれない。


そもそもあの急斜面を登るのだ。

もし、雨でも降っちゃうと、

難易度が何倍にも上がりそうだ。


雨降らずにここまで来たってことは、

少なくとも最低限の運は持ち合わせている。



とか話しながら15分くらいで到着。


出た!



これを見に来たんだぜ!


岩から見下ろす下界。

まさにここは雲の上だ。



そしてその先にある岩が有名。


こんな感じでみんな写真を撮る。



タイ人より国旗を拝借。



国旗と一緒に写真を撮るのが流行ってるのか、国旗持参組がそこそこいる。



侍スタイル。




この岩の先に行くと、



これまた絶景。


雲が出ているおかげで、逆に絶景になっている。

雲海の上に立つ光景。

下の方に登山口が見える。

2時間でずいぶんと高いところまできたもんだ。


先っちょに黄金のパゴダ発見。

でも、ここで写真撮ってると雲に飲み込まれた。



しばらくは何も見えはしない。

雲と戯れる時間だ。



他のピークポイントも行ってみることにする。




「Khao Phra Mae Ya Peak」ってところ。

さっきの場所から反対側の風景が見える場所。

つまり夕方のサンセットはここが良いみたい。


雲から逃げるようなルートだったので、雲が後ろから追いかけてくる。

このピークポイントまで雲が駆け上ってくるのだ。


でも、ここまで。



これ以上登れないみたい。

こいつの登れる境界線がこの尾根のようだ。

しばらくこの均衡した状態が続くも、

やはり登れない。


面白い景色を見させてもらったよ。







他の場所も回ってみたけど、

最初のピークポイントが、一番の絶景場所のようだ。


こんな道を、ぐるっと回って2時間ほどでキャンプサイトに戻る。



時間は10時半ごろ。

昨夜のキャンパーがそろそろ下山を始める時間帯だ。



キャンプサイトで一息ついたら、

下山は駆け下りるぜ!



荷物の多いキャンパーの横を飛ぶように滑走!


走るの?

すごい、頑張れって声援があると、

尚のことスピードアップ。


基本的に男は単純だ。



あれだけ苦労して登ってきた急斜面だけど、

あっと言う間に降りていく。


半分ほど降りてきたところで、

足に若干の違和感が出てくる。

まずは足の親指。

そして膝。

あの急斜面を駆け下りているのだ。

体重が乗っかる部分に負荷がかかる。



この頃になると、

下山組と、登頂組がすれ違うようになる。

場所によってはプチ渋滞が発生する。

8時に登録したキャンパー達がようやく登り始めているのだ。


渋滞のおかげでペースダウン。

良い言い訳が出来て助かる。




登山組のほとんどが急斜面に顔面蒼白。

この時間になると、

気温上昇が容赦ない。

やはりタイでのトレッキングは、

出来るだけ早朝にスタートしたいもんだ。



残り30%まで来ると、

いよいよ足がおかしくなってくる。

ダメージの誤魔化しが効かなくなる。

ただし、歩くよりは駆け下りて早く休みたい。

もうビールが飲みたいんだ!


残り20%程。

すれ違った登山中のタイ女子に、この急斜面が続くの?って聞かれる。

「あの…まだ登りはじめだよ、ここ。」

って素直に伝えるべきか、

「君のペースだと、これがあと3時間以上は続くよ。」

って驚愕の真実を教えてあげるべきか迷ったが、


「急斜面は続くけど、上の景色は最高だよ、頑張って」


って励ましておく。

これくらいの事は言えるくらいにはもう大人だ。





脚への負荷もきつい。

そして気温が灼熱。

精神的にも少々参ってきたが、

トレランスタイルで、下山も駆け降りている身分なので、

え?これくらい平気だよって顔しておかなければいけない。


誰の為に?

自分の魂の為にだバカ野郎!!

と、喝を入れたところで、ようやく下山だ。


約1時間ほどで降りてきた。

平均は3時間ほどみたい。



登りに2時間。

ピークポイント巡りで2時間。

下りに1時間。

5時間の旅だった。



普段運動していない人なら、キャンプした方が無難である。

翌日ピークポイントで朝日を拝んで下山がスマートだ。

荷物を運んでくれるポーターもいるし、

テントのレンタルもできる。

キャンプサイトは、トイレとシャワールームはある。


ただ、水不足だったので、

今回は水がなくて苦労したみたいだが。


普段から運動してる人でも、

思っていた以上に急斜面なので覚悟が必要だ。




2時間ちょっとでこの壮大な景色が見れる場所はなかなか無い。

負荷もあるので、

登った後の達成感もあり充実したルートだと思う。



スコータイ遺跡から30分。

アクセスも悪くない。

遺跡とセットで計画してもいいんじゃないか。




遺跡見たい人との客層が違う。って思った方は


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