2012年11月6日火曜日

フセインを知る男

とある事で、デンマーク人の客を担当する事になった。

何か英語なんでお願いま~す。

ってことで、俺んとこに連絡が来た。

あっざ~~~す。

俺、やりま~~す。



タイに来て数ヶ月。

営業に行くのは日系ばっかり。

タイの業者や、会社の従業員はタイ人だけど、

人種の坩堝化しているバンコクにおいては少し寂しかったのだ。

せっかく、こんなええ環境におるのなら、

ワールドワイドに埋もれたいもんだ。


ってなわけど、

打合せに行ってきた。

現れたのは、デンマークのおじいちゃん。

完全に、引退していると言ってもええ年齢。

彼と、50歳前後の社長兼エンジニアでまわしてる会社だ。

社長兼エンジニアは不在だった為、

おじいちゃんと打合せ。


どの国のおじいちゃんも、昔の武勇伝を語りたいものである。

武勇伝、武勇伝、デンデンデデンデン


俺は、日本で○○のプロジェクトを立ち上げた。

この会社のタイでの工場立上に関わっている。

などなど。

実際、こっちで引退して残ってる日本人も伝説的な人が多いが、

彼の語る武勇伝はすさまじい。


おじいちゃん「フセインは良いやつだ」

俺「なんで??」

おじいちゃん「俺にいいホテルを用意してくれた」

俺「ん??フセインを知ってるの?」

おじいちゃん「グラララ。あぁ。俺は彼の下で働いていた」

!!!!!!

フセインの下で働いていた男に、

数万円の部品を売りつける打ち合わせ。


タイってしびれるでしょ!


ま、話半分に聞いておきましょう。



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