2020年1月31日金曜日

タダパニ、ガンドルンへは雪道トレッキング  〜2020年ネパール旅行 その6〜

1月1日。ゴレパニ。

昨日、プーンヒルに登って満足したのだが、

せっかくなのでサンライズも見に行こうかな。

だって、初日の出だから。

しかし、真っ暗で早朝のゴレパニは寒い!

登ると汗ばむのだが、

汗をかくとプーンヒルでの待機時間が寒くなるので、のんびり登ろう。


頂上ではコーヒー屋さんも。



少々高いが、この寒さの中なので、有難さの方が上だ。




さぁ日の出の時間だ。


この日は、雲がかかっていたので、

日の出の景色と言ってもこの程度。

人はやっぱり多い。


でも、近年に見られるサンライズスポットのような異常なまでの人込みではない。

さすがにここまで来る必要があるので、

みんな雑魚じゃない。

でも、昨日の午後に来ていてよかったなぁ。



ゴレパニからのトレッキングコースは3手に分かれる。



来た道を帰る人。

タドパニって温泉がある町に降りていくコースをとる人。

タダパニ、ガンドルンともう一登りしたい人。


タドパニで温泉に入ろうって思っていたが、

思った以上にまだまだ体力も余っているので、

もう少し登ってみたい。



ゴレパニからタダパニのコースは残雪も多く、

装備が無いと少し危険かもしれない。  

私たちはコースを迂回するよ。   by日本人グループのネパリガイド


平気、平気。   by中国人グループのネパリガイド


うむ。

ガイドのによって言う事が違うが…。


このプーンヒル程度の道であれば行けないことも無い。


ちなみに、トレッカー装備は皆無だが、

もう少し山を味わっていたい、

まだ降りたくない!って思いが強くなってきた。


タダパニを越えてガンドルンを目指す7時間コースに決定!


さぁ行くぜ。


って言ってるそばから2度ほど横転。

トラップ並みの氷。


町をでると、すぐに山道を登りだす。


残雪も残るがこの程度なら大丈夫。


プーンヒルと同等程度の標高までぐんぐん登る。




この日の天気は今一つ。



雲がかかっている…というか雲に飲み込まれることも。


1時間ほどで、この日のピークに到着。

周りが見えないほど真っ白。


そうなると、登山家のような写真を撮れる。

ピーク取ったみたいな感じで写真を楽しもう。


なだらかな道をしばらくすすむ。




ちなみにこの犬。



ずっと付いてきた。

本当にずっとついてきて、今日の目的地のガンドルンまで。

ゴレパニで出会った人たち4人+1匹が俺たちの今日のパーティだった。


この後は下るだけの楽勝コースかなとこの頃は思っていた。


どんどんと残雪の量が増えていく。

雪山登山っぽくなってくる。


最初は雪道に心躍れど、

徐々に危機感を覚えてくる。

そう、滑るのだ。


パーティの先頭はトレッキングのベテラン。

彼が凍っている箇所などを指摘してくれる。

分かっていても滑る。

前の人が滑っているのを見ているのに、同じところで滑る。



やはり装備が足りなかった。

昨日まではハイキングレベルの装備でよかったが、

これだけ雪が残っていると、少々危険だ。


でも、やっぱり楽しい。

雪には心躍らせるぜ。



普通に歩くより時間がかかるが、アドベンチャー感が高い。

このコースを選んでよかった。


しかし、今日のコースは下りが多い。

それもなかなかの急降下だ。

雪道で滑らないように、踏ん張らないといけないので、

足への負荷は相当だな。

こっちのルートからゴレパニ目指す人もいるようだが、

これはこれできつい。


1日目は夏、2日目は秋、3日目の今日はまるで冬。

3日間でバラエティーのあるコースだ。

凍る川。

こんな大きなつららまで。


しかし今日のコースは下り。

雪道も3時間もすれば通りすぎる。

ちょっと寂しい。

さぁ後は下るだけかな。

山も見えてきた。

谷を下るぜ。


時間的にもうすぐタダパニだが、谷を下った?


まさかまた登り?


谷を急下降、そして谷を登るという効率の悪いコース。

雪山で疲れたボディを追い詰める心折れるコース。


30分から1時間ほどの急斜面。


やっと着いたのは、絶景が拝める宿場タダパニ。


雲にかかってる…

それでも山からの圧を十分感じれる。


ここでお昼だ。

4人とも違うメニュー頼むと出てくるのが遅くなるので、

みんな同じダルバートを注文。

その前に乾杯!


ここから先は本当に下りだけのようなので、

とりあえず祝杯を上げよう。

山を見ながらビールもしみるぜ!!


ロッジの親父にキッチンを見せてもらった。

お米から炊き始めているので、何だかんだで30分以上待機。

野菜だけだけど、なかなかおいしそうじゃないか。


はい、完成。


ダルバートと言うよりは、

もうすでに、タイのぶっかけ屋台。


が、これも抜群に美味いのがダルバートの奥の深さ。


急斜面で汗だくだったが、

30分以上待ってたので寒くなってきた。

お昼から暖炉を炊いていたので、ロッジの中で食べる。


ロッジの娘さんはyutubeで音楽を聴いていた。


こんな山奥なのに、そんなwifi良いのかな?


タダパニの人に聞くと、

今日の宿の予定のガンドルンまで2時間半ほどの下り坂。

看板には3時間くらいって書いていたが、

このパーティは強者だったので、速度は速い。


後は、ガンドルンまでがんが下るのみで楽勝だ。


が、ガンドルンでまさかの試練が!


続く。


俺も雪に心躍るぜって思った方は

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2020年1月29日水曜日

プーンヒルから見るアンナプルナの景色こそ、まさに圧巻! 〜2020年ネパール旅行 その5〜

12月31日。

トレッキング2日目がスタート。

出来るだけ涼しい(寒い)くらいにスタートしたかったので、

8時にはロッジを出発。

まずは階段を30分ほど進む。




なかなかトレッキングっぽい景色に。


この辺りから、空気がキンっとしてきた。





標高も上がってきたのかな。

雪?


つらら?



この日は森の中を進む時間が長い。

勾配もあるのだが、直射日光が当たらないので空気は冷たい。


1日目は夏、2日目の今日は秋って感じ。

昨日ウレリまで登っていたので、

今日は4時間ほどの目的地のゴレパニに着く。

ゴレパニという宿場に泊まり、プーンヒルを目指すのだ。



森の中を3時間ほど登ると残雪も多くなってきた。

ゴレパニから降りてくるトレッカーたちから上の様子をうかがうと…


ゴレパニからプーンヒルまでの山道に残雪があって、

道も凍ってる箇所があり、すべって転ぶ人が多く危険!


プーンヒルから見る日の出。

これがこのトレッキングコースのハイライトなので、

早朝登る人が多いのだが、

真っ暗の中進むので、スリップ率はあがるようだ。


と、アドバイスをくれるのだが、

正直、雪道にはテンションはあがる。

雪国育ちでなければ、やっぱり雪というフレーズは心躍る。


ゴレパニ到着。



途中のお茶屋で20分休憩したけど、4時間弱で到着。

ゴレパニは上村、下村とあるので、

景色が良い上村を目指す。

15分ほどで到着。



なんかすごい景色が後ろに控えている予感。


でた!

この山の景色は何じゃ〜!!


すげぇ迫力。

圧倒的だ。

景色が良いのでこのロッジに宿泊だ。



12時頃にゴレパニ着したので、

昼から特にすることも無い。

じゃ、この日にプーンヒルに行っちゃおう。

日の出を見るのがハイライトなのだが、

天気予報によると、明日は雲の様子も心配だ。

今ならクリアスカイ。


プーンヒルは、ゴレパニから40分ほど急坂を登っていく。

ゴレパニの裏山のような感じ。


登っていくうちに、だんだんと危機感を募らせる。

道が一部凍っているのだ。

気を付ければ行けないことも程度だが、

中には完全に雪に覆われている。

しかもこの雪が凍ってしまってツルツルなのだ。


管理人のネパリが固まった雪を除雪してた。


ここは危険なスリップゾーンだったが、

おじさんのおかげでステップが出来上がった。



40分程度の坂道だが、

急な坂道なので、そこそこの負荷の運動になる。

道中からの景色は圧巻だ。




転倒危機も何度か乗り越え、

プーンヒルに無事到着。

サンセット、サンライズを目指す人が多い為、

午後の時間はガラガラだ。


確実に写真スポット。


アンナプルナが一望できる。

8000m級の山をこうも間近で感じれるのか。



展望台もある。


この雄大な景色を独り占めする贅沢。



1時間ほどいたが、

出会ったのは3、4組。

この時間だと、青空と山の映え方が素晴らしい。


日の出よりもこの時間に登る方がお勧めではないか?



16時ごろ下山をしていると、夕日を目指す人たちと多くすれ違う。

なので、14時ごろってのが独り占め時間かな。


夕日を見たトレッカーに聞いたが、

地平線に落ちる夕日じゃないので、山が若干赤く染まる程度…

特別綺麗ってわけじゃない。


なるほど。

やっぱり午後の時間に独占する方が気持ちよさそうだ。



夕方に登っている人には苦しそうな人たちもたくさんいた。

この日にゴレパニまで来て、そこからプーンヒル。

なかなかの勾配だ。

普段、運動していない人にはきついかもしれない。

ただ、そんな人でもがんばればこんな景色を拝めるコースともいえる。





ゴレパニの夜は寒い。

いや、昼から寒いので夜はさらにだ。


2019年最後はやっぱりダルバート。



給食のような入れ物に味気ないが、でも味は確かだ。

そこそこ大っきいロッジなので、

日本人も6人ほどいた。

暖炉を囲んで談笑。

大晦日なので、ビールも2瓶いっちゃおう。

700ルピーとまた価格が上がったが、今日は特別だ。

中国人グループもいたが、

トレッカー達なので、うるさいのも常識の範囲内だった。

彼らも疲れているのだろう。



大晦日だが、

山奥なので、そんな雰囲気も無く、

数日トレッキングしているアメリカ人家族のお父さんは、

え?今日はニューイヤーイブか?

と、日にちの感覚をなくしていた。


疲れているし寒いし、

カウントダウンなんて夢の話。


今日も9時には就寝。



では3日目に続く。


さすがに、山が圧巻。って思った方は


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2020年1月28日火曜日

ポカラからのトレッキング初日で道を間違える 〜2020年ネパール旅行 その4〜

12月30日。

さぁて、いよいよトレッキングだ。

ポカラから3泊4日のトレッキングコースを選択。

その場合は、

プーンヒルって3200mを目指すのが一般的のようだ。


俺が持っている地球の歩き方は2003年版。

少々、情報が古いが、

山は変わらないだろう。


プーンヒルを目指す場合にはナヤプルってところからスタートするのが、

これまた一般的らしい。


そこまではバスで行ける。

バスはポカラの外れのバスターミナル…

この辺は泊まったホテルに聞くと、地図付きで説明してくれるよ。

ちなみにタクシーでもいける。

タクシーに聞くと2000ルピーだった。



バスはローカルバスで200ルピー。


2時間のデコボコ道だ。

道路は工事中なの、完成すればこの道中も楽になるのだろうが…

舗装が完成するにはまだ数年はかかりそう。


今日も良い天気で、山がくっきり。




ナヤプルに着くと、トレッカーたちもぞくぞくと集まっている。


ジープの呼び込みもある。

ジープ乗り合わせで少々奥までいけるようだが、

やっぱりここは歩きだろう。

さぁ行くぜ!!

と、張り切るが、まずは商店街を抜ける。

歩くこと20分。

入山許可書等のチェックポントが2か所。


ここを通過すると、いよいよ正真正銘のトレッキングスタートだ!!


山道、雪道…


と思っていたが、こんな道。


なかなかの勾配もあるが、なんか面白くない。

で、暑い。

雲一つない晴天。

歩き出してすぐに半袖だ。


牛もいるが…


そんなネパール感もない。



今日目指す宿場はウレリ。

5時間ほどのトレッキング。


地球の歩き方によると…

3時間ほど歩くと、山道に入り、

そこからウレリまでは3000段以上の階段が続く…


今日のコースのハイライトは、そこかな。



4時間歩いても山道に入らない。

3000段の階段もない。


ただ勾配はけっこうきつくなってきた。


写真では分かり難いが、

谷の底から、ジクザグに道を登っていく。

1時間ほど続く坂道。

さすがに心折れそうだ。


まだ、この後、3000段が控えているのか??


いや、待てよ。


どっちかというと速いペースで歩いている。

時間から計算して、

この坂を登ればウレリではないのか?


じゃ、道間違えた?

思えば、王道コースのはずなのに、トレッカーが少ない。



そうなのだ。

2003年版では、車で行けるのはずっと入口の村までだったようだが、

今ではウレリまで車道ができている。

俺たちが歩いたのは、その車道なのだ。


車道をわざわざ歩いてきたのだ。

つまり、今ではウレリまではジープで行ける。

正直1日目のコースをわざわざ歩く程の魅力もないので、

今後は、この辺りまで車で来るってのもスタンダードになるかもしれない。



急坂も終わると、集落が見えてきた。

第一村人に聞くと、

やっぱりこれがウレリ。

ウレリに入ると、ゲストハウスが並ぶ。

ニコニコ笑顔をくれたおばちゃんがいるゲストハウスに。



ウレリから、かすかに高い山が見える。

このわずかに見える山に興奮し、

写真もバシバシとったが、

この後に絶景コースを歩くので、これは大したことない。

山ビューに、こだわらなくてもいいだろう。



なぜか立派なバスケットコート。


小学校で子供たちがサッカーしている。


オレンジの大人が俺だ。


少年と交じってみたけど、10分で疲れた。

子供は疲れを知らなぇな。



ロバも階段を登ってくる。



そう、この階段で上がってくるのが王道コース。

そう言えば、メイン道路から外れていく方に、看板でゴレパニ(目指す町)とあった。

あ、こっちかな?って思っていたけど、

ガイド付きのグループがまっすぐ歩いていたんで、それに従ったのだが…


あとあと他のトレッカーに聞くと、

やはり歩いてきた谷の反対側だった。



なので、ハイライトのはずの3000段は経験できなかったが、

長めのつり橋を渡れる。

ま、これに出会ったら、車道を歩いてきてると思えばよい。



山のロッジには、暖炉がある。

この時期は寒いので、

ご飯を暖炉のそばで食べる。

そのフロアーで携帯なんかも充電できる。


暖炉を囲み、トレッカーたちとも会話が弾む。


ご飯はダルバート。

どうみても質素…だが、やっぱり野菜が美味い。

そして、ここでもお代りが、ドンと。

ダルバートのコスパは山の中でもさすがだ。



朝は、チベットのパン。

これがもちもちで気に入った。

トレッキング中の朝飯はこれが定番になった。



ロッジは宿代500ルピーほど。

食事(軽食、夕食、朝食)&ビールで、合計5000ルピーほど。(2人分)

桁が違う?って思っただろうがこれが事実だ。

飯が高い!!

山の飯は高いぜ。

ビールも600ルピー。

到着後にお昼もここで食べたので、お昼、夕食、朝食で、このお値段。


昔はロバで運んでいた…

でも、ここまで車でこれるのに?

まぁ山価格ってのはそんなもんだ。


ちなみに、宿泊した先で、夕食、朝食を食べるのが暗黙のルールのようだ。


良い経済システムだな。


1日目は9時前には就寝。

暖炉から部屋に戻ると、めっちゃ寒い。

部屋には布団もあるので、寝袋まではいらないだろう。


バンコク生活が長いので、

寒いのはきついぜって思っていたが、

布団があったまると、ぐっすり就寝。



2日目と続く。



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