タイにはカオマンガイってうまい飯がある。
こいつだ。
その辺の屋台でも食べれる庶民の味だ。
初めて、こいつを食べたのは、
あれは10年も昔の、あるチェンマイの名店だった。
日本に帰っても、あの味が忘れられず、
炊飯器で、下味をつけたご飯と鶏肉をいっしょに炊き込む、
なんちゃってカオマンガイを使っていたものだ。
そう、それはまさに、ただの鶏肉の炊き込みご飯。
最後にナンプラーをぶっ掛ける。
ナンプラーさえかければタイ料理と思っていたあの頃。
俺は22歳。
まだまだ何もわかっちゃいなかった。
今でも、ちょこちょこ食べるカオマンガイ。
ある雨の降る若干肌寒い日の昼飯。
カオマンガイか温かいクイティアオ(麺)か悩みながら、
カオマンガイ屋に行った。
カオマンガイ屋で、クィティアオも食べれることを知ったので、
ここはクィティアオを頼んだ。
冷えた体はクィティアオを求めた。
ここはカオマンガイ屋。
邪道だ。
そのとき俺は思った。
やはり俺はまだまだ何も知っちゃいなかった。
そう、こいつが来たのだ。
クィティアオの上に乗るのは、カオマンガイにのってる鶏肉だ。
これが、麺とスープに良く合うのだ。
しかも、カオマンガイ屋の鶏がらスープ。
この味は、まさに王道だった。
俺は、カオマンガイ屋の裏メニューにして王道料理に出会った。
ありがとうを、
素敵な出会いに。
そこらじゅうのタイ人が注文してるので、
ツウでも裏メニューでもねぇよって思った方は
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