2018年12月16日日曜日

鳴り物入りで入社してきた男が、1カ月でクビになった話。〜その1〜

タイの事務所に日本人を1名補充する事となった。


俺のいる事務所には、

日本人は俺一人。

足りない部分は日本からの出張者でカバーしてもらっていたのだ。


しかし、ここらで日本人をもう1名駐在員を増やそう。

経験のある40代を採用して、

タイの事業所に新展開を期待しようじゃないか。


と盛り上がる本社。


うむ?


という事は俺は降格か?

そのあたりはうやむやなまますすんでいたが、

まぁ給料は変わらないようなので、どっちでもよかった。



そんな中、候補者を何名かタイで面接した。

本社側の幹部数名、実務に携わる課長級、そして俺の数名での面接。

そこに現れたのが今回の主役ブルーノ氏だ。

さすがに本名を出すわけにはいかない為、

偽名、ある程度のフェイクを入れて行く。

ちなみに日本人だ。



ブルーノ氏は40代半ば。

現在はタイでMD職(現地社長)をしているようだ。

MDの職に就いているようだが、

本社から権限を与えてもらえないらしい。

権限をもって仕事をしたい、ってのが今回の転職の動機のようだ。


この時点で俺は疑問視。

だって、それって信用されてないんじゃない?で終わった。

転職したら権限与えられるって甘い話だ。



それにしても、このブルーノ氏。

よくしゃべる。

面接で聞いていない事も、

話がそれ始めても、

とどまることもなくしゃべるのだ。


オチもなく。

つまり面白くない話ってことだ。

このおっさんと働くのは疲れそうだよ。

だって、会話にならんよ、これ。


ブルーノ氏の話は本線を基本的にづれているのだ。

これで営業職が務まってるのが不思議なもんだ。

そもそもこっちの質問の意図、理解してる?


そして長い面接終了。


2時間にも及ぶ面接が終わった。


そんな長くってことは、もしかしたら本社メンバーはブルーノ氏を気に入ったのか?


やばいぞ、それなら。



本社のメンバーから感想を聞かれる。


俺は△っす。

だって、話してる内容が意味不明っす。


しかし、本社のメンバーからは概ね好評だった。

絶賛する者もあらわれた。

しかも幹部クラスが。。


これは嫌な予感。


自分で考えて営業する積極性がある!らしい。

よくこんな面接で読み取れたな。

そんなもん、面接なんで何とでも言えると思うのだが。



そして何か月か過ぎると、

本社側でブルーノの評価がうなぎ登りに上がっていた。


あいつしかいない!

ああ言う男を待っていたんだ。


と言う始末。


正直、どこに惚れたのかわからんっす。



が、お偉いさんが気に入れば、話はとんとん拍子にすすむ。


どうやらブルーノ氏の現職の退社の話もすすみ、


本当にあのブルーノ氏が入社してくる日が現実味を帯びてきたのだ。



ブルーノ氏はタイに滞在中だったので、

本社からは一緒にご飯でも行って親睦を深めなさいとの指示も。



嫌だ。


だって会話なんて通じないよ。


あの永遠に本線に戻らない話をしろと?


そんな中、ブルーノ氏からメールが・・・


「宜しくお願いします。

私はあなたの上司になりますが、偉そうにはしません。

一緒の会社をどうよくするか考えましょう!

前回参加したセミナーの資料です。

タイ人のモチベーションを上げる方法などについての資料になります。

是非、参考にしてください」



いきなり俺の上司宣言。

本社からはフラットな立場を言われていたのだ。

まだ決まってないと思いますが?いつから上司なんですか?


って言うのは、打つのを辞めといた。

ケンカしたいわけではない。

同じ職場になるなら上手いことやらないといけないわけだし。




タイ人のモチベーションをどうこう言う前に、

どうやって仕事を受注するか考えましょう。


って打ちたかったがこれも止めておいた。


こういうセミナーに参加する人種と言うのは、

モチベーションアップ的な話が大好きで、正義と化しているので、

波風立たさない方がよい。






そして・・・


「ご飯でも行きましょう」



とうとう来たか。


まぁ俺もサラリーマンの端くれ。

行きたくない食事会の参加には慣れてるわ。


あぁまともな話出来るのかなぁ。



続く




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